日本語教育能力検定試験問題の解説

日本語教師になるには過去問です。大学で日本語教育課程を専攻していない人が日本語教師になるには①日本語教師養成講座420時間コース受講か②日本語教育能力検定試験合格です。独学でも日本語教育能力検定試験に合格できます。日本語教育能力検定試験では似た問題が繰り返し出題されるので日本語教師になるには過去問に慣れることが大事です。本ブログではH23以降の日本語教育能力検定試験を分かりやすく解説しました

タグ:高コンテクスト

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平成23年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題12は【非言語コミュニケーション】です。

問1
1,シンプトムは、徴候
2,サインランゲージは、手話など音声の代わりに指・腕・身振りを用いること。
3,シンボルは、象徴、記号
4,ソシュールは、人間の知覚できる表象をシニフィアン(能記)と呼び、それの持つ意味を、シニフィエ(所記)と呼びました。 例えば、言語記号のうち、音声はシニフィアン、意味はシニフィエとなります。
言語は記号なので、正解は3です。 


問2
1,パラ言語とは、声の質、話し方、フィラーなど言語の周辺部分のこと。
平成24年度日本語教育能力検定試験Ⅲの解説 問題2の問1もご参照ください。
2,言語コードについては、wikipedia参照
3,フィラーとは、言いよどみ。
4,談話標識とは、会話をスムーズにするために発するフレーズ。
よって、正解は1です。


問3
両手を左右に広げることによって、メッセージの内容を補足し、強調しているので、正解は2です。


問4
親指と人差し指の先を合わせて円を作り、手の平を上にするジェスチャー(エンブレム)は、「お金」を意味しているのだと、日本では言葉なしで分かります。
よって、正解は4です。


問5
高コンテクストと低コンテクストについては、
平成27年度 日本語教育能力検定試験Ⅲの解説 問題4の問5をご確認ください。
低コンテクスト文化では、考えをはっきりと言葉に出して表現することがよいとされています。
高コンテクスト文化では、口は災いの元とされています。
よって、正解は4です。



 

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平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題4は【談話】です。

問1 話し言葉では書き言葉の文に相当するものを発話と呼ぶ理由として不適当なものを選ぶ問題です。
4,話し言葉でも文法的に正しい「文」を話すことはあります。
よって、正解は4です。


問2 隣接ペアを選ぶ問題です。
平成24年度日本語教育能力検定試験Ⅲ 問題12の問2でも隣接ペアについて出題されていますので要チェックです。
隣接ペアは、前の文によって後の文の型が決まります。以下のような種類があります。
1,「あいさつーあいさつ
例…「おはよう」「おはよう」
2,「質問ー答え
例…「昨日の夜、何を食べましたか」「国の料理です」
3,「不平ー否定/謝罪
例…「新品のiPhone7に傷がついていたんですけど」「そんなはずはありません/申し訳ございません」
4,「確認ー言明
例…「昨日の夜?」「昨日の夜」
5,「勧誘ー承諾/拒否
例…「ご飯にいきませんかーいいですね/いやです」

また、挿入連鎖といって、隣接ペアの中に、もう一つ(以上)の隣接ペアが挿入されることもあります。
例①「昨日の夜、何を食べましたか」
 ②「いつ?」
 ③「昨日の夜」
 ④「国の料理です」
上の会話は、①と④が「質問ー答え」の隣接ペアになっていますが、その中の②と③も「質問ー答え」の隣接ペアになっています。

 ④「国の料理です」
 ⑤「いいですねえ」
のペアは、前の文が後ろの文の型を決めるわけではありませんので、隣接ペアではありません。
よって、正解は2です。


問3
1の文章は、「お雑煮は知っています。でも、ぜんざいは知りません」と直すことができます。文と文の間を適切につなぎ、関連づけることに関する誤用ではありません。

2の文章は、「私は6時に着きました。けれど、電車はすでに出た後でした」と直すことができます。文と文の間を適切につなぎ、関連づけることに関する誤用です。

3の文章は、「暖房はいりません。私は少し寒くないです」と直すことができます。文と文の間を適切につなぎ、関連づけることに関する誤用ではありません。

4の文章は、「確かに東京は物価が高いです。しかし多くの外国人が暮らしています」と直すことができます。文と文の間を適切につなぎ、関連づけることに関する誤用ではありません。

よって、正解は2です。


問4 談話全体の目的を考えて発話を組み立てる能力を学習者が身につけられるような練習に関する問題です。
1の会話は、雨が降っているという話題が、傘を持っていますかと心配りする次の会話につながっています。

「質問ー応答」のやりとりは、質問をし、それに答えることで、目的が達成されるような場合だけではなく、その次の別の目的のために行う場合があります。これを先行連鎖といいます。
例(2の会話)
 「今、忙しいですか」
 「いいえ。何ですか」
 「昨日の宿題が分からないんですが」
 「どれですか」

 (3の会話)
 「もう昼ごはんを食べましたか」
 「いいえ、まだなんです」
 「一緒に学食へ行きませんか」
 「いいですね。行きましょう」

一方で、4の会話は、質問をし、それに答えることで、目的が達成される会話です。その次の別の目的のために行う会話ではありませんので、談話全体の目的を考えて発話を組み立てる能力を学習者が身につけられる練習とはいえません。
よって、正解は4です。


問5
平成23年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題12問5では、高コンテクスト文化低コンテクスト文化の違いを訊いていますので、そちらも要チェックです。
高コンテクスト・コミュニケーションでは、非言語的要素に依存することが多く、言葉ではっきりと表現されません。このような言葉を制限コードといいます。
低コンテクスト・コミュニケーションでは、曖昧性のない具体的なコミュニケーションが好まれ、伝えるべき内容をできる限り正解に言葉にします。このような言葉を精密コードといいます。

1,日本語は、高コンテクスト的特徴を持つため、話し手が話した内容の解釈を聞き手に委ねる傾向があります。 
よって、正解は1です。 

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