平成23年度 日本語教育能力検定試験Ⅰの解説 問題10の問2では、選択肢の一つとして、スキャフォールディングが登場しています。
ここでは、認知的徒弟制における各段階をまとめたいと思います。


認知的徒弟制は、人材育成の過程。
伝統的な徒弟制の職業技術訓練をモデルに、見習い修行の学習過程を認知的に理論化した学習方法のこと。アメリカの認知学者ジョン・S・ブラウンやアラン・コリンズらによって提唱されました(日本最大のHRネットワーク『日本の人事部』より)。


認知的徒弟制の4段階(各段階の説明は、日本語教育能力検定試験 合格するための問題集241頁より)
CD付 増補版 日本語教育能力検定試験 合格するための問題集
 
1,モデリング(modeling)
熟達者の示す模範的行動を学習者がまねる段階。

2,コーチング(coaching)
熟達者が手取り足取り学習者を指導する段階。

3,スキャフォールディング(scaffolding)(足場かけ)
極力学習者自身の力でさせ、できない部分のみ支援する段階。

4,フェイディング(フェーディング)(fading)
徐々に支援を少なくし、学習者を自立に導く段階。


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