平成23年度日本語教育能力検定試験Ⅰの問題1は、【他と性質の異なるものの五肢択一】です。

⑴【調音法】
1,[g] 有声軟口蓋破裂音
2,[m]有声両唇鼻音
3,[t]無声歯茎破裂音
4,[b]有声両唇破裂音
5,[k]無声軟口蓋破裂音
よって、正解は2です。


⑵【語頭子音の調音点】
1,ジュエリー[ʥ / ʤ]有声歯茎硬口蓋破擦音
2,ティッシュ[t]無声歯茎破裂音
3,チョコレート[ ʨ / ʧ ] 無声歯茎硬口蓋破擦音
4,ショッピング[ ɕ / ʃ ] 無声歯茎硬口蓋摩擦音
5,チャンス[ ʨ / ʧ ] 無声歯茎硬口蓋破擦音
イ段の子音は、母音イが前舌高母のため、その準備で前の子音も同じような形になり、調音点が硬口蓋のほうへずれます。これを口蓋化といいます。
選択肢2以外は、イ段の子音なので、口蓋化して、調音点が「歯茎」→「歯茎硬口蓋」になります。
よって、正解は2です。
日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド第3版 の404頁に口蓋化のコラムがあります。

⑶【複合語のアクセント】
単独のときと複合語のときでアクセントが変化したものを選ぶ問題です。平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅰ 問題1の⑵にも同じタイプの問題が出ています。
1,専門(低高高高)→専門店(低高高低…)アクセントが変化しています。
2,柔軟(低高高高)→柔軟性(低高高高…)アクセントは変化していません。
3,教育(低高高高)→教育的(低高高高…)アクセントは変化していません。
4,食事(低高高)→食事代(低高高…)アクセントは変化していません。
5,説明(低高高高)→説明書(低高高高…)アクセントは変化していません。
よって、1が正解です。


⑷【自他動詞の形態】
平成24年度日本語教育能力検定試験Ⅰ 問題1の⑻にも【動詞の自他】を比べる問題が出されています。
1,荒らすの自動詞は荒れる。
2,揺らすの自動詞は揺れる。
3,散らすの自動詞は散れる☓→散る。
4,慣らすの自動詞は馴れる。
5,垂らすの自動詞は馴れる。
3だけ、自動詞の形態が違います。
よって、正解は3です。


⑸【複合動詞の名詞化】
平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅰ 問題1の⒂にも【複合名詞と複合動詞の対応】問題が出されています。

1,貸し出しの動詞は、貸し出す。
2,見落としの動詞は、見落とす。
3,話し合いの動詞は、話し合う。
4,立ち読みの動詞は、立ち読むではありません。「立ち読みする」です。
5,書き直しの動詞は、書き直す。
4だけ、動詞が「名詞+する」の形になっています。
よって、正解は4です。
動詞を名詞にするときは、連用形(マス形のマスを省く)にします。
貸し出す→貸し出し(する)
名詞を動詞にするには、「する」を加えます。
立ち読み→立ち読みする。

スポンサードリンク