平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題5は【ある地域の日本語教室の学習者グループのニーズ・レディネス】です。
地域の日本語教室(背景が様々な学習者が集まる)に関する問題は、平成24年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題8でも出題されています。

問1
背景が様々な学習者が集まる日本語教室は、多様な学習者のレディネスやニーズに対応するため柔軟な運営が求められます。〈資料1〉の方針にも『教科書を使用せず、学習者のニーズを反映し、レディネスを生かした活動を行う』とあります。
よって、正解は3です。


問2
1,学用品の値段を調べてくる活動は、学校に関わりがない他のグループメンバーにとって有意義とは思えません。
2,Eメールで欠席や遅刻の理由を適切に伝える練習は、「漢字が苦手で、スマートフォンで練習している」Xにとっても有意義です。「日本語力が原因で」「技術職の仕事」「に就けずに困っている」Yにとっても有意義です。「Eメールは今まであまり使っていないが、書いて送れたら、職場の人とも連絡が取りやすくなると思う」Zにとっても有意義です。
3, 面談場面を想定した会話練習は、学校に関わりがない他のグループメンバーにとって有意義な活動とは思えません。
4, 学校からの手紙や案内を読む練習は、学校に関わりがない他のグループメンバーにとって有意義な活動とは思えません。
よって、正解は2です。


問3
4、「地域のグルメスポット」についてインターネットで情報を集め、発表することは、読むこと話すことの練習になり、話のタネにもなりますので、「先生や保護者とうまくコミュニケーションが取れるようになりたい」Wにとって有意義な活動です。また、飲食店で働いているYやZにとっても身近な素材であり、有意義な活動といえます。
よって、正解は4です。


問4
Yには、「高度な専門知識を生かし」た「技術職の仕事に就きたい」という目的があります。
1,2,3,はいずれも就職活動に役立ちます。
4は、現在の仕事で使う日本語ですが、現在の仕事で使う日本語に関しては求めていないので、4が正解になります。


問5
1,「峠」「辻」などの文字を居酒屋店員が使用する機会はあまりなさそうです。
2,夜遅くまで仕事があり、宿題をする時間はありません。
3,居酒屋は予約の電話対応などの仕事がありますし、「自分で書けると便利だと思っている」Zのニーズに適当な練習だと思われます。
4,夜遅くまで仕事があり、宿題をする時間はありません。
よって、正解は3です。
 

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