アルクの日本語教育能力検定試験に合格するためのシリーズは、
『基礎知識50』
『記述式問題50』
『異文化理解13』
『聴解問題10』
『世界と日本16』
『社会言語学10』
『語彙12』
『教授法37』
『言語学22』
『日本語の歴史30』
『文法27』
『音声23』
『用語集』
の合計13冊も出ている大シリーズなのですが、その中でも2番目の売上を誇るのが『日本語教育能力検定試験に合格するための文法27』です。
なぜ『文法27』が売れるのか? 
日本語教育能力検定試験では文法関連がもっとも多く出題されるからです。
巷では「文法を制するものは日本語教育能力検定試験を制す」と言われています。
そのため分野ごとの本は買わないという人でもこっそり文法の本は持っていたりするのです。ですが正直に言いますと、文法はつまらない、というか難しい。退屈で難解で読み進めるのが困難で、勉強が嫌になってしまう本もあるのです。その点『文法27』は、
留学生に日本語を教える中で、どのように文法を説明すればよいのかを考え続けました。その答を本書にまとめました。
(藤原雅憲著『日本語教育能力検定試験に合格するための文法27』4頁より)
というように、基本書を読むというよりは、文法入門講座を受講しているような流れになっていますので、比較的取り組みやすい文法書になっています。
また、英語など外国語と日本語を比較しながら文法を説明していますので日本語教師として日本語文法を外国人に教える際には本書の説明をそのまま使えます。日本語教師になってからも役立つのです。

日本語教育能力検定試験対策本としてのオススメ度:★★★

日本語教育能力検定試験に合格するための文法27 
 

スポンサードリンク