日本語教育能力検定試験問題の解説

日本語教師になるには過去問です。大学で日本語教育課程を専攻していない人が日本語教師になるには①日本語教師養成講座420時間コース受講か②日本語教育能力検定試験合格です。独学でも日本語教育能力検定試験に合格できます。日本語教育能力検定試験では似た問題が繰り返し出題されるので日本語教師になるには過去問に慣れることが大事です。本ブログではH23以降の日本語教育能力検定試験を分かりやすく解説しました

タグ:平成28年度予想問題

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平成23年度 日本語教育能力検定試験Ⅲの問題11の問2
平成24年度 日本語教育能力検定試験Ⅲの問題10
平成25年度 日本語教育能力検定試験Ⅲの問題11の問4
平成26年度 日本語教育能力検定試験Ⅲの問題11の問3

平成27年度 日本語教育能力検定試験Ⅰの問題10の問5

以上のとおり、学習ストラテジー(学習方略)に関連する問題は毎年出題されていますので、学習ストラテジーの意味を理解することは非常に重要です。

ヒューマンアカデミー著『日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド第3版』では261頁に説明があります。

学習ストラテジーの分類
学習ストラテジーには2つの種類があります。
言語学習ストラテジー言語学習に用いる。
コミュニケーション・ストラテジーコミュニケーションを成立させるために用いる。


言語学習ストラテジーは、オックスフォードの分類によると、6つの種類に分けられます。

○直接ストラテジー…学習に直接関わる。
1,記憶ストラテジー…語彙や文法を覚える手段。情報の想起が重要となるもの。
例…年号を語呂合わせで覚える
  日本語と母語の似ている部分を結びつけて覚える
  単語カードを使ってキーワードを覚える(ヒューマンアカデミー著『日本語教育能力検定試験 合格問題集第2版』150頁(以下、ヒューマン問題集という))。
  授業で学んだ文型や表現を、翌日に必ず大学の図書館で復習をして暗記する(アルク『増補版 日本語教育能力検定試験 合格するための問題集』199頁(以下、アルク問題集という))。

2,認知ストラテジー…学習する方法。自分に理解しやすいよう分析したりする。
例…メモを取る。
  重要な語に線を引く。
  知らない語を辞書で調べる。
  長い文章を書くときは、まず母語で文を作りそれを日本語に訳して作文する(アルク問題集)。

3,補償ストラテジー…知識不足を補う手段。
例…未習語の意味を文脈から推測。
  「切手」を「はがきや封筒に貼る小さな紙」のようにほかの言葉で表現する(アルク問題集)。
  身振り手振りで表現するなどの非言語行動で補う(ヒューマン問題集)。


○間接ストラテジー…学習を間接的に支え、習得のための条件を整える。
4,メタ認知ストラテジー…学習を管理する手段。学習者自身が学習を計画し、評価する。
例…目標を決めて授業にのぞむ。
  予習して授業にのぞむ。
  学習目標と達成期限を設定する。
  効果的な勉強法や教材に関する情報を収集する。
  スピーチ本番の前に録音して、出来をチェックする。
  書いた文章を自分で読み返して、間違いを修正する。
  自分なりに学習計画を立て、学習の進み具合やその効果を適宜チェックする(アルク問題集)。

5,情意ストラテジー…情意面を調整する手段。
例…自分を褒める。
  クラシックを聞いてリラックスする。

6,社会的ストラテジー…学習に関して他者と関わる。
例…分からないところを先生や友達に尋ねる。
  成績の良い同級生からアドバイスをもらう。 
  聞き手の反応に配慮する。
  日本語だけでなく日本の社会や文化についても吸収するよう努力する。


尹智鉉『日本語学習者の第二言語習得と学習ストラテジー』は、各学習ストラテジーの意味と具体例が記載されていますので、とても参考になります。

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過去問を何年か解いてみて、驚いたことがあります。

そうです。
試験Ⅱ(聴解)は毎年パターンが同じなんです。 
これは問題作成者の手抜き、ではなくて受験生に対する優しさに違いありません。
過去問を何度も解けば、本試験も解けるようになっているのです。
パターンが同じ上に、
範囲が膨大な他分野と違って、聴解問題の範囲は限られています。
調音法、調音点、声帯振動、子音の脱落、母音の脱落、口腔断面図、プロミネンス、句末・文末イントネーション、アクセント、拍の長さ、など。
覚えれば必ず解ける問題がいくつもあります。
試験Ⅱ(聴解)は、ボーナスステージです。
平成23年度(平成22年度以前の聴解問題は未確認)以降の聴解問題を、ほとんど解けるようになるまで繰り返し解けば、本試験でも高得点が期待できます。
繰り返し解く際は、年度ごとに解くのではなく
問1【アクセント形式】の各年度。
問2【プロソディーに関する学習者の発音上の問題点】の各年度。
問3【単音に関する学習者の発音上の問題点】の各年度。
というように、テーマごとにまとめて解くようにしてください。
そうすれば、パターンが身につきますし、同じ誤りが繰り返し問われていることに気づきます。

過去問買ったけど全部解く時間がない。
という人は、
試験Ⅱだけでも解いてみてください。

平成28年度(2016年)の試験Ⅱ(聴解問題)も、平成27年度以前と同じであると予想します。

 

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