日本語教育能力検定試験問題の解説

日本語教師になるには過去問です。大学で日本語教育課程を専攻していない人が日本語教師になるには①日本語教師養成講座420時間コース受講か②日本語教育能力検定試験合格です。独学でも日本語教育能力検定試験に合格できます。日本語教育能力検定試験では似た問題が繰り返し出題されるので日本語教師になるには過去問に慣れることが大事です。本ブログではH23以降の日本語教育能力検定試験を分かりやすく解説しました

タグ:地域の日本語教室

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平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題5は【ある地域の日本語教室の学習者グループのニーズ・レディネス】です。
地域の日本語教室(背景が様々な学習者が集まる)に関する問題は、平成24年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題8でも出題されています。

問1
背景が様々な学習者が集まる日本語教室は、多様な学習者のレディネスやニーズに対応するため柔軟な運営が求められます。〈資料1〉の方針にも『教科書を使用せず、学習者のニーズを反映し、レディネスを生かした活動を行う』とあります。
よって、正解は3です。


問2
1,学用品の値段を調べてくる活動は、学校に関わりがない他のグループメンバーにとって有意義とは思えません。
2,Eメールで欠席や遅刻の理由を適切に伝える練習は、「漢字が苦手で、スマートフォンで練習している」Xにとっても有意義です。「日本語力が原因で」「技術職の仕事」「に就けずに困っている」Yにとっても有意義です。「Eメールは今まであまり使っていないが、書いて送れたら、職場の人とも連絡が取りやすくなると思う」Zにとっても有意義です。
3, 面談場面を想定した会話練習は、学校に関わりがない他のグループメンバーにとって有意義な活動とは思えません。
4, 学校からの手紙や案内を読む練習は、学校に関わりがない他のグループメンバーにとって有意義な活動とは思えません。
よって、正解は2です。


問3
4、「地域のグルメスポット」についてインターネットで情報を集め、発表することは、読むこと話すことの練習になり、話のタネにもなりますので、「先生や保護者とうまくコミュニケーションが取れるようになりたい」Wにとって有意義な活動です。また、飲食店で働いているYやZにとっても身近な素材であり、有意義な活動といえます。
よって、正解は4です。


問4
Yには、「高度な専門知識を生かし」た「技術職の仕事に就きたい」という目的があります。
1,2,3,はいずれも就職活動に役立ちます。
4は、現在の仕事で使う日本語ですが、現在の仕事で使う日本語に関しては求めていないので、4が正解になります。


問5
1,「峠」「辻」などの文字を居酒屋店員が使用する機会はあまりなさそうです。
2,夜遅くまで仕事があり、宿題をする時間はありません。
3,居酒屋は予約の電話対応などの仕事がありますし、「自分で書けると便利だと思っている」Zのニーズに適当な練習だと思われます。
4,夜遅くまで仕事があり、宿題をする時間はありません。
よって、正解は3です。
 

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平成24年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題8は【地域における日本語教室】です。
 
問1
分からない語の意味を推測できるようになれば、分からない語があっても進むことができます。
よって、正解は3です。


問2
文法の本(読解中心で構造シラバス)が合わないのであれば、反対の教材(会話中心で場面シラバス)を試してみるのはどうでしょう。
よって、 正解は4です。


問3
見知らぬ外国語の本を渡されて、自分で読んで理解しろと言われたときに、選択肢のうちいずれの支援が一番役立つかを考えて見ると分かりやすいと思います。
1,自分で教科書を読んで教科内容を理解するためには、教科書に出てくる語彙の母語訳一覧が最も役立つと思います。
2,文型の練習をしても、そもそも語彙が分からなければ本を読めません。
3,文字の読み方が分かっても、意味が分からなければ本を理解できません。
4,自分で読んで理解する支援には遠いです。
よって、正解は1です。


問4
学校では、分からないことは友達に聞いたり先生に質問したりします。
1の活動では、クイズに子ども同士で取り組むことで分からないことを友達に聞く訓練になり、ボランティアへの質問は学校で先生に質問する訓練になります。
2の活動では、質問する訓練になりません。
3の活動では、分からないことを自分で見つけ質問する訓練になりません。
4の活動では、質問するための文法知識(どう聞くか)は身につきますが、何を誰に聞くかの訓練になりません。
よって、正解は1です。


問5
「韓国ではよくできたのですが、日本語がわからないと勉強もわからないですかね」という心配に対するそれぞれの助言は、
1,「生活面の会話は、2年程度で身につくものですよ」
母親が心配しているのは生活面ではなく勉強面です。答えになっていません。
2,「学習には試験などの外的な動機づけが必要ですね」
心配を和らげていません。
3,「国によって教科の学習進度に違いがありますから」
だから何だというのでしょうか。心配を和らげることはできないでしょう。
4,「母語で培った学力は、第二言語でも発揮できます」
つまり、日本語が上達すれば、韓国にいたときのように学力も上がるということです。心配を和らげる情報です。
よって、正解は4です。


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