アルク殿が日本語教育能力検定試験2016の受験者アンケートを公開していたので見てきた。
問題文の表現が抽象的でよく分からなかった、知識だけはでなく試験のテクニックが必要と感じた、人名や教授法名を答えるような知識だけで秒殺できる問題は年々減り考えさせる問題が多かった、というような感想があった。
私は確信した。
やはり過去問が大事であると。
過去問とともに生活して過去問とともに歩めば本試験の表現の癖や本試験を扱うテクニックも身につくに違いないのだ。
資格学校が出している問題集は私もいくつも解いたけれど過去問とは性格が違った。別人なのだ。
資格学校が出している問題集は、人名や教授法名を答えるような、本やウェブサイトにのっている知識そのままで戦える問題が多い。
なぜか?
作るのが簡単だからだ。
本やウェブサイトにのっている知識をそのまま問う問題は誰でもすぐ作ることができる↓
「日本語教育能力検定試験」に関する記述として最も適当なものを、次の1〜4の中から一つ選べ。
1 国家資格である。
2 外国でも受験できる。
3 平成28年度の試験では、全問正解の解答速報を出した資格学校が存在する。
4 受験資格の制限はない。
答え 4
JEESのウェブサイトの受験資格について、特に制限しない、とあるので誰でも受験できます。
日本語教育能力検定試験の応募者は2016年で6167人だった。
その全員が問題集を買ってくれたとしても、6167部しか売れない。
どんなに工夫しても、素晴らしい問題を作っても、
たいして売れないことは明らかなのだ。ベストセラーにはならないのだ。
時間とお金をかけることはできない。簡単につくるしかない。
資格学校は慈善団体ではないから、仕方ない。
だから大事なのは過去問だ。
日本語教育能力検定試験では、知識をそのまま問うのではなく、知識をもとに考えさせる問題、各選択肢を検討させる問題(試験Ⅰに多い)や授業方針などを問う実践的な問題(試験Ⅲに多い)が登場する。
知識をそのまま問う問題ももちろん登場するけれど、資格学校の問題集とは問う内容が微妙に異なっていたりする。もちろん資格学校の問題集と同じような問題だってある。でもそれは、例えば、10のうちの4でしかない(この数字はいい加減につけましたので信用しないでください。資格学校の問題集と言っても問題集によって、さらには一つの問題集の中でも作成者によって、かなりのばらつきがありますし、この記事の目的は過去問の重要性を説くことであって資格学校の問題集を論じることではないので)。過去問には10の全てがあるのだから、絶対に過去問を解いたほうがいい。
でも過去問には解説がなくて難しいから、初学者がすぐに取り掛かることは今までできなかった。
これからはどうだろう。
もし
独学で勉強を始めたばかりの人でも過去問に立ち向かえるようなお助けサイトがあれば。
過去問を解きながら日本語教育能力検定試験の出題範囲が学べるブログがあれば。
合格っ・・・・!
圧倒的合格っ・・・・!
※『このマンガがすごい!』2017年オトコ編第1位を受賞した中間管理録トネガワより。
中間管理録トネガワ(1) (ヤンマガKCスペシャル)
というわけで、
知識ゼロからの独学でも合格できる日本語教育能力検定試験の解説を始めました。
本試験後ぜんぜん勉強しておらず知識が雪崩のように崩壊していたので丁度よい復習になっております。やはり勉強は継続的にやらんとあかんですな。
新しい解説ははてなブログを使っています。
本当はこのライブドアブログごと、はてなブログに引っ越したかったのだけれど、
このブログのドメインにはサブドメイン(先頭のwww.)がない。
はてなブログはルートドメイン(サブドメインのないドメイン)非推奨。
はてなサポート窓口に問い合わせたところ、
「一応使えるが、何か不具合、不整合が生じてもサポートはできぬ」
とのこと。
怖い。
なので、一からはてなブログで解説を書くことにしました。
ライブドアブログとの使い分けはどうしよう。
はてなブログのデザインが素敵なのだけれど、
ライブドアブログにはライブドアブログの良さがあるのよね。
中間管理録トネガワ(4) (ヤンマガKCスペシャル)
最新刊も・・・・
圧倒的面白さっ・・・・!
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私は確信した。
やはり過去問が大事であると。
過去問とともに生活して過去問とともに歩めば本試験の表現の癖や本試験を扱うテクニックも身につくに違いないのだ。
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2 外国でも受験できる。
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4 受験資格の制限はない。
答え 4
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日本語教育能力検定試験の応募者は2016年で6167人だった。
その全員が問題集を買ってくれたとしても、6167部しか売れない。
どんなに工夫しても、素晴らしい問題を作っても、
たいして売れないことは明らかなのだ。ベストセラーにはならないのだ。
時間とお金をかけることはできない。簡単につくるしかない。
資格学校は慈善団体ではないから、仕方ない。
だから大事なのは過去問だ。
日本語教育能力検定試験では、知識をそのまま問うのではなく、知識をもとに考えさせる問題、各選択肢を検討させる問題(試験Ⅰに多い)や授業方針などを問う実践的な問題(試験Ⅲに多い)が登場する。
知識をそのまま問う問題ももちろん登場するけれど、資格学校の問題集とは問う内容が微妙に異なっていたりする。もちろん資格学校の問題集と同じような問題だってある。でもそれは、例えば、10のうちの4でしかない(この数字はいい加減につけましたので信用しないでください。資格学校の問題集と言っても問題集によって、さらには一つの問題集の中でも作成者によって、かなりのばらつきがありますし、この記事の目的は過去問の重要性を説くことであって資格学校の問題集を論じることではないので)。過去問には10の全てがあるのだから、絶対に過去問を解いたほうがいい。
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これからはどうだろう。
もし
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増補版 日本語教育能力試験 合格するための問題集の感想とオススメ度は?
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日本語教育能力検定試験対策問題集としてのオススメ度:★★★
CD付 増補版 日本語教育能力検定試験 合格するための問題集
アルクは毎年、『日本語教育能力検定試験 合格するための本』を出しています。
この中に掲載されている演習問題を4年分まとめた本が、『合格するための問題集』になります。増補版の発売は、平成27年です。
ところが、驚きの事実です!
収録されているのは、平成21年度から平成24年度までの『日本語教育能力検定試験 合格するための本』の演習問題なのです。
発売は昨年なのに中身はかなり古いんです。データは改訂されていますが、問題や解説はほぼそのままです(平成21年度から平成24年度までの『日本語教育能力検定試験 合格するための本』を実際に見て確認しました)。
だからなのかは分かりませんが、平成23年度以降の本試験とは傾向がやや異なる印象です。本試験は「考えさせる問題」「実践的な問題」が割りと出題されるのに比べて、本問題集は単に知識を問う問題が多いのです。
なので、まずは過去問を数年分解いて本試験の傾向をつかむことをおすすめします。
その後に本問題集に取り掛かれば、重要な問題とそうでない問題が分かりますし、圧巻のボリューム(918問!)と解説が素敵なので、知識を確実にすることができます。
ただし解説で、「〜は試験で頻出」という文言をしばし目にしますが、あくまでこの解説が作られた当時に頻出だったのであって、私が実際に解いた平成23年以降の本試験では全く出てこなかった問題も結構ありましたので真に受けないようお気をつけください。
最後になりますが、オマケの「耳から覚える必須用語」はありがたいです! 私はiPhoneに入れて出歩くときに聞いています。
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