平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅰの問題1の続きです。

⑹ 【「から」の用法】
各選択肢は全て接続助詞の「から」ですが、 
1,3,4,5の「から」は「〜してね」「〜してくれないか」「〜したら」「〜したらどうですか」と行動を促しています。
一方、2の「から」は「〜しないでください」と行動を禁止しています。
よって、正解は2です。


⑺ 【「うちに」の用法】
1,3,4,5の「うちに」は自分の行動です。「〜したら」に言い換えても意味が通じます。
1,必死で勉強したら、中国語は話せるようになった。
3,公園でぼんやりしたら、憂鬱だった気分も晴れた。
4,丁々発止の大論戦をしたら、妥協点が見えてきた。
5,何度も取材したら、真相が明らかになってきた。
一方で、2の「うちに」は他者の行動です。「〜したら」に言い換えられません。
2,社長が居眠りをしたら、仕事を片づけてしまった。×
よって、正解は2です。


⑻【「(ら)れる」の用法】
2,3,4,5の「話せる」は、サ行五段活用「話す」の可能動詞です。
一方、1の「話せる」は、サ行下一段活用「話せる」(ものわかりがよい、話がわかるの意味)です。
よって、正解は1です。


⑼【動詞の項の数】
動詞のとは、その動詞に必須の補語のことです。
『日本語教育能力検定試験に合格するための文法27』の27頁以下に詳しい説明があります。


1,AがBにぶつかる…二項動詞
2,AがBを食べる…二項動詞
3,AがBに歯向かう…二項動詞
4,AがBにCを借りる…三項動詞
5,AがBと結婚する…二項動詞
よって、正解は4です。


⑽【漢語の構造
1,2,3,4は修飾構造です。修飾語を動詞、被修飾語を名詞とみなせば、
1,力が無い
2,音が高い
3,額が多い
4,数が少ない
と読むことができます。
一方、5は並列構造(似た意味の語を並べる)です。
よって、正解は5です。


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