日本語教育能力検定試験問題の解説

日本語教師になるには過去問です。大学で日本語教育課程を専攻していない人が日本語教師になるには①日本語教師養成講座420時間コース受講か②日本語教育能力検定試験合格です。独学でも日本語教育能力検定試験に合格できます。日本語教育能力検定試験では似た問題が繰り返し出題されるので日本語教師になるには過去問に慣れることが大事です。本ブログではH23以降の日本語教育能力検定試験を分かりやすく解説しました

タグ:初級

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平成26年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題10は【語彙知識と初級の語彙指導】です。

問1
プライミング効果とは、脳科学辞典によれば、先の刺激の処理が、後の刺激の処理に影響を及ぼすこと。
よって、「先」というキーワードがある2が正解です。
プライミング効果の意味が分からない場合は、問題文の本文を見ます。
「語の意味」「によってネットワーク化されて記憶に貯蔵」とあります。
「語の意味によってネットワーク化される」というのは、類似語を関連付けて覚える等のことであると分かります。
よって、「関連する語が思い出されやすくなる」という2が正解であると推測できます。


問2
コロケーションとは、やり直し英会話入門によれば、「風邪」といえば「引く」のように、「通常一緒に使われる単語と単語の繋がり」のことです。
よって、正解は3です。


問3
チャンク(まとまり)とは、単語や文法などの細部にこだわらない、複数の語のまとまりのこと。チャンキングとは、複数の語をまとまりとして処理すること。
よって、正解は2です。


問4
1,人の名前を覚えるときも、水野真紀さんと水野美紀さんだと、類似性が高いので、どっちがどっちか分からなくなる記憶の干渉が起こってしまいます。
よって、1が正解です。


問5 初級学習者に新出の対義語・類義語を指導する際の留意点について不適当なものを選ぶ問題です。
1,「きれいな人」といえても「汚い人」とはいえません。すなわち「きれいな」と「汚い」は完全な対義関係にはありません。そのことを学習者に理解させるために、語の意味に合わせてそれぞれ異なる場面設定で導入したほうがよいと思います。
2,「長い」「短い」の使用頻度が分かりませんでしたので、グーグル先生の力を借りました。
「長い」の検索結果は、約 153,000,000 件
「短い」の検索結果は、  約 66,100,000 件。
よって、少なくともインターネット上では、「長い」と「短い」には使用頻度にはっきりとした違いがありました。とすれば、初級学習者に対しては、使用頻度が高い、つまり必要度も高い「長い」から導入したほうがよいといえそうです。
3,問4の答えのように、類似性のある語を同時に覚えようとすると記憶の干渉が起こってしまいます。記憶の干渉を避ける一つの方法は、それぞれに別のイメージを植え付けることです。よって、「異なるものと組み合わせて導入したほうがよい」といえそうです。
4,試験Ⅰの問題9の問3でやりましたように、日本語と母語では似たような意味の単語でも、使える範囲が全く同じとは限りません。よって、4は明らかに誤りです。
以上より、正解は4です。



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平成26年度日本語教育能力検定試験Ⅲは【初級終了レベルの読解授業】です。

問1
本試験の試験Ⅲは、資格学校の問題集とは傾向が微妙に異なっており具体的な授業の内容に関する出題が多いです。特に、授業の三段階(前作業(プレタスク)本作業後作業)のそれぞれの目的や特徴については頻繁に出題されています。
問1のように授業の前作業の目的といえば、背景知識やスキーマの活性化です。
前作業=背景知識(スキーマ)の活性化と覚えるとよいでしょう。
前作業=背景知識(スキーマの活性化問題として、平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅲの解説 問題8なども要チェックです。
よって、3が正解です。


問2
1,「語句や単語に集中」するには、グループ作業より個人作業です。
2,「なるべく短時間に」「いくつかに分類させる」ので、意識を内容に向けさせ、テキストの大まなか理解を促しているといえます。
3,「なるべく短時間に」検証はできません。
4,「なるべく短時間に」行うので、客観的に認識している余裕はありません。
よって、正解は2です。


問3 
各自の結果を比べて話し合う過程に、場面による言葉の使い分けをする機会は想像できません。
よって、正解は3です。 


問4
1,自分なりの「ストレス度チェック項目」を作る前に、教師が身近な例を示せば参考になるので、個人作業がはかどります。
2,個人のストレスについて気づくきっかけになるので、個人作業がはかどります。
3,キーワードを再確認することで、チェック項目作成に役立ち個人作業がはかどります。
4,発音が正しくできても、自分なりの「ストレス度チェック項目を作ることには役立ちません。
よって、正解は4です。


問5
初級でどういうことをやるのか、私はよくわかっていないので、この問題は解説することができません。
正解は、4です。
実際の授業内容に関する問題は現役教師の方が断然有利ですよね。我ら未経験者には想像するほかありません。涙。

 

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平成23年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題6は【教材】です。

問1
指導方法や学習効果などに関する自分の考えは、ビリーフ(信念)といいますので、正解は2です。


問2
学習者の立場から分析するには、自分が学習者になった気持ちで実際に教科書をタスクをやってみるのがよいと思いますので、正解は1です。 


問3
教科書があれば、学習がどこまで進んだか(学習の進度と到達度)一目瞭然(全頁数のうち何頁まで進んだか見れば分かる)です。よって、正解は3です。


問4 中級のビジネス日本語クラスで使うことにした就職活動の体験談を新入社員が語っている雑誌記事(生教材)の特性として不適当な選択肢を選べという問題です。

4,「就職活動の体験談」は自然な話し言葉のモデルにはなりませんので、正解は4です。


問5 交換留学生の初級クラスで「お正月」をテーマにした活動を直接法で行う場合、その種類や形状、内容などが学習者のレベルや活動あるいは使用目的に合っているか、という点に留意した教材の選択と扱い方として適当なものを選ぶ問題です。

1,「初級クラス」に「直接法」で教えるには、「新聞のコラム」は難しすぎると思います。

2,同じく「初級クラス」には難しいと思います。

3,映像があると理解しやすいので「初級クラス」に「直接法」で教えるのに適しています。また、自国ですることは学習者がよく知っていることなので、初級クラスの語彙でも話すことができそうです。

4,「初級クラス」に百人一首はやめたほうがよいのではないでしょうか。日常的に使う言葉ではありませんので。 

以上より、3が正解です。 

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