日本語教育能力検定試験問題の解説

日本語教師になるには過去問です。大学で日本語教育課程を専攻していない人が日本語教師になるには①日本語教師養成講座420時間コース受講か②日本語教育能力検定試験合格です。独学でも日本語教育能力検定試験に合格できます。日本語教育能力検定試験では似た問題が繰り返し出題されるので日本語教師になるには過去問に慣れることが大事です。本ブログではH23以降の日本語教育能力検定試験を分かりやすく解説しました

タグ:フィラー

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平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題8は【上級レベルの留学生を対象としたクラスにおける読解・口頭表現・作文を組み合わせたグループワーク】です。

問1 いわゆる、前作業=背景知識(スキーマ)の活性化問題です。
準備段階で行う背景知識を活性化させる活動については、平成24年度日本語教育能力検定試験Ⅰ 問題5の問2でも出題されています。平成24年度の問い平成27年度の答えで、平成27年度の問い平成24年度の答えという対の関係になっています。
このように、日本語教育能力検定試験では過去に出題されたトピックが、視点を変えて繰り返し出題されています。日本語教育能力検定試験対策で何より重要なのは過去問をできるだけ多く解くことであるとあらためて確信しました。
閑話休題。
背景知識を活性化させる活動として最も適当なのは、平成24年度試験の問いから「トピックについて知っていることを話し合う」ことであるとわかります。
よって、正解は3です。


問2
3,スキャニングでキーワードを見つけ、そこから論旨を考えるやり方では、論旨を正確に理解することができません。
よって、正解は3です。


問3
発表用のスライドといえば、スティーブ・ジョブズが思い浮かびます。
4,項目ごとのまとめを詳細に文字化してはいけません。端的で見やすいスライドがいいと思います。
よって、正解は4です。


問4
1,話のつながりを示すため、接続詞や副詞を効果的に使うことを学習者に留意させるべきです。
2,プロミネンスがないと聞き取りにくいです。
3,フィラーを全く使わずに話すのは日本人でも難しいのではないでしょうか。
4,用意した原稿を間違わずに読むことに留意しすぎると、発表というより朗読作業になってしまいます。
よって、正解は1です。


問5
4,議論する問題を明確にしておけば、「ディスカッション」が散漫にならず、活性化します。
よって、正解は4です。

 

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平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅰの問題13は【コミュニケーションにける非言語・パラ言語の役割】です。
平成23年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題12でも【非言語コミュニケーション】が問われています。

問1 
姿勢は、非言語情報に含まれます。
よって、正解は1です。


問2
ノンバーバル・コミュニケーション (非言語コミュニケーション)には、
1,身体動作
2,会話相手との距離の取り方(近接空間
3,声の出し方、その質、間の取り方(パラ言語
があります。
時間が来たことを知らせるためにせき払いをするのは、声の出し方によって情報を伝達しようとしているのでパラ言語情報を含むノンバーバル・コミュニケーションといえます。
よって、正解は3です。


問3
1,具体的な大きさをジェスチャーで表しています。
2,具体的な髪型をジェスチャーで表しています。
3,具体的な量をジェスチャーで表しています。
4,両手首を交差するジェスチャーは「ダメ」を具体的に表しているわけではありません。あくまで日本では両手首を交差するジェスチャーが「ダメ」を意味しているにすぎません。
よって、正解は4です。


問4
文化を越えて機能するのは、人差し指を自分の唇の前に立てるジェスチャーです。
よって、正解は2です。


問5
フィラーとは、「あのー」「えーと」「うーん」など、会話の切り出しや合間に使われる言いよどみのことです。
cの「へー」は相槌です。フィラーではありません。
よって、正解は3です。



問3 

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平成24年度日本語教育能力検定試験Ⅱの問題4は【発話の特徴や問題点】です。
問題4は1回しか音声が流れないので、聴く前に選択肢をしっかり読んで頭に入れ、聴くポイントを把握しなければなりません。

1番
日本人「大学のほうは大丈夫ですか」
留学生「土曜日と日曜日大丈夫ですが。面接しましょう」
日本人「申し訳ございません。平日しか営業していないのですが」
留学生「何ですか。面接いいですか」 
日本人「はあ。電話では分かりにくいですよね。お会いして確認したほうがよろしいですね」

問1
留学生は上の会話のとおり、次の発話を一方的にしています。
よって、正解はdです。
なお、言いさしとは、 最後まで言い切らない言葉のこと。
例…お願いがあります。(言い切り)
  お願いがあるんだけど。(言いさし)

問2
上の会話のとおり、日本人の会社員は「平日しか営業していない」という言葉が分からなかった留学生に対し、発話速度の調整をせず、言い換えもせず、援助の要請もしていません。回避しています。
よって、正解はbです。


2番
問1
日本人大学生は会話の途中で「もしもし?」と確認しているのは、留学生の相づちが少ないからですね。
よって、正解はcです。

問2 大学生の発話の特徴として、合っていない選択肢を選ぶ問題です。
a,縮約形を多用している
「発表しなきゃ」←「発表しなければ」
「コピーしとかなきゃ」←「しておかなければ」
など縮約形を多用しています。

b,助詞の省略が見られる。
「資料(を)コピーしとかなきゃだめだったよね」
「授業の前(に)会って」
「昼休み(に)図書館(の)コピー機」
など助詞を省略しています。

c,上昇下降調が見られる。
正直に申しまして、上昇下降調というものがよく分かっていませんが、
男の「でさぁ〜」
は特徴的なのでこれのことでしょうか。
上昇下降調については、大島デイヴィッド義和『日本語におけるイントネーション型と終助詞機能の相関について』が詳しいです。

d,婉曲表現を多用している。
日本人の大学生は要件を端的に述べず、
「えっとさあ〜あした〜授業で〜うちら発表しなきゃなんないよね〜」
「 でさあ〜資料〜コピーしとかなきゃだめだったよねえ」
「でさあ〜授業の前〜あってえ〜一緒にコピーしたいんだけどお」
とフィラーを多用し、語尾伸ばしも多用していますが、婉曲表現(遠まわりに物事を表現すること)自体は使っていません。

よって、正解はdです。


3番
問1
留学生の発話は、
「はい、五時です」「そう、学校のことだから仕方がない」「うん、週末は忙しいけど、時間を作る」「うん、じゃ」
のとおり、終助詞がありません。
よって、正解はaです。

問2
日本人大学生の発話は、
「もしもし、小宮山です」「あのー、今度の月曜、パソコン買いに行く約束をしていましたよね」「ごめんなさい、実は補講が入ってしまったんです」「ごめん、じゃあ週末はどうかな」「ありがと。また連絡するね」
丁寧な話し方くだけた話し方にスピーチスタイルが変化しています。
よって、正解はaです。

 

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