日本語教育能力検定試験問題の解説

日本語教師になるには過去問です。大学で日本語教育課程を専攻していない人が日本語教師になるには①日本語教師養成講座420時間コース受講か②日本語教育能力検定試験合格です。独学でも日本語教育能力検定試験に合格できます。日本語教育能力検定試験では似た問題が繰り返し出題されるので日本語教師になるには過去問に慣れることが大事です。本ブログではH23以降の日本語教育能力検定試験を分かりやすく解説しました

タグ:インターアクション仮説

Sponsored Link

平成25年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題7は【夏季短期集中講座〈ビデオレポート作成〉】です。

問1 学習者のニーズを選ぶ問題です。
1,確かに学習者Aは、「日本の旅館に泊まりたい」と言っていますが、最近はホテルの予約もネットが多いですし、ネットでは英語や韓国語で読むこともできますから、旅行パンフレットが読めるようになることに対するニーズは小さいと思います。
2,Aさんは「コンビニでアルバイトをしている」ので、客からの質問に応じられるようになるというニーズは大きいです。
3,Aさんの「今の状況、興味・関心」の欄からは、品物の値段について交渉できるようになるというニーズは読み取れません。
4,確かにAさんは、「日本の歌をカラオケで歌いたい」と言っていますが、そのために大事なのは発音や歌詞が読めることであって、「日本の歌の歌詞を」「書けるようになる」までのニーズはないと思います。
よって、正解は2です。


問2
4,「社員食堂の人気メニューベスト10」のビデオレポートで、自国で人気のある料理の作り方を詳細に説明する必要はありません。
よって、4が正解です。


問3
1,楽しい映像になりそうですし、「日本人と日本語を使ってコミュニケーションを行う」ことになります。
2,資料2によると、ビデオレポート作成の目的は「日本人や他の学習者と日本語を使ってコミュニケーションを行う」ことです。インターネットで個人的に調べるだけでは、目的が果たせません。
3,ビデオレポート作成の目的は「日本人や他の学習者と日本語を使ってコミュニケーションを行う」ことです。資料をまとめるだけでは、目的を果たせません。
4,ビデオレポート作成の目的は、「日本人や他の学習者と日本語を使ってコミュニケーションを行う」ことなのですが、母国の人と話すときは韓国語を使ってしまうのでは? 
よって、正解は1です。


問4
4,資料2のビデオレポート作成の目的に鑑みれば、母語に訳する必要はありませんので、正解は4です。


問5
2,質問すべきでしょう。日本人と日本語を使ってコミュニケーションを行うのがビデオレポート作成とその紹介活動の目的です。わからないことを尋ねるなどのやりとり(インターアクション)によって、習得は促進されるのです(インターアクション仮説)。


スポンサードリンク


日本語教育に関するブログ にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へにほんブログ村

Sponsored Link

平成23年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題11は【日系ブラジル人の定住者】です。

問1
1990年の出入国管理および難民認定法の改正により「定住者」の在留資格が創設され、日系三世まで就労可能になったことで、日系人の来日が増えました。バブルでした。
よって、正解は4です。


問2 学習ストラテジーのうち、間接ストラテジーに含まれるものを選ぶ問題です。
言語学習ストラテジー
○直接ストラテジー
・記憶ストラテジー
・認知ストラテジー
・補償ストラテジー
○間接ストラテジー
・メタ認知ストラテジー
・情意ストラテジー
・社会的ストラテジー
よって、正解は2の情意ストラテジーです。


問3
ロングさんは、話者同士の意味交渉によるインターアクション(やりとり)が重要というインターアクション仮説を唱えました。
意味交渉は、コミュニケーションが滞ったときに、工夫する対話のこと。相手の不明確で理解できない発言を明確にするよう要求(明確化要求)。相手の発言を自分が正しく理解したか確認(確認チェック)。自分の発言を相手が正しく理解したか確認(理解チェック)。などがあります。

シューマンさんは、学習者が目標言語集団に溶け込みたいという意識が強いほど、言語習得が促進されるといいました。これを文化変容モデル(アカルチュレーション・モデル)といいます。

以上より、正解は4です。
 

スポンサードリンク


日本語教育に関するブログ にほんブログ村 教育ブログ 日本語教育へにほんブログ村

↑このページのトップヘ