日本語教育能力検定試験問題の解説

日本語教師になるには過去問です。大学で日本語教育課程を専攻していない人が日本語教師になるには①日本語教師養成講座420時間コース受講か②日本語教育能力検定試験合格です。独学でも日本語教育能力検定試験に合格できます。日本語教育能力検定試験では似た問題が繰り返し出題されるので日本語教師になるには過去問に慣れることが大事です。本ブログではH23以降の日本語教育能力検定試験を分かりやすく解説しました

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平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題10は【明示的知識と暗示的知識】でした。
平成28年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題10は【学習者の誤用と中間言語分析】です。

問1「ミステイクやエラー」
ミステイクは、言語運用の失敗。母語話者でもおかす。
エラーは、言語能力の欠如。母語話者はおかさない。

よって、4が正解です。


問2「学習者の誤用」の一つである「過剰般化」 の例
過剰般化(過剰一般化)とは、第二言語の規則を過剰に適用すること(ヒューマンアカデミー著『日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド第3版』254頁)。

3,ナ形容詞を否定で用いるときに「じゃありません」をつけますが(例…ハンサムじゃありません)、これを何にでもつける日本語学習者に私もタイで出会いました(例…これ、辛いじゃないよ)。イ形容詞にはつかえません。辛くないよ。

よって、正解は3です。


問3「筆記で空所を補充するような文完成課題」の特徴
1,勘で答えても正答を得られる確率が50%なのは、二者択一です。
2,測定したい項目を、空所にすることで、正しい形式を産出する能力を測定できます。
3,マークシート方式に比べると採点が容易ではありません。
4,出題者が想定していなかった解答が見つかったりするので、一つに絞られるとは限らないと思います。

以上より、2が正解です。


問4「電気がついてです」の誤用の説明
自動詞「つく」を活用(イ音便)して「ついて」としているので、自動詞は使えています。
なお、他動詞は「つける」なので、これを用いると「つけて」になります。

一方、電気が今ついた、のではなく、「ついた」結果の状態を表しているので、「ている」を使わなければなりません。「ついている」「ついています」が正しい表現です。
しかし、使えていませんので、2が正解です。


問5 「中間言語分析」の説明
問題文に
「習得とは何か、学習者の言語能力はどんなものであるか。それを明らかにするために、第二言語習得研究は誤用分析から中間言語分析へと発展してきた」
とあります。
この説明に一番近いのは、
3,「学習者の正用、誤用両方を含めた目標言語の使用を研究対象としている」
ではないかと思い、
3が正解だろうと結論づけました。

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平成26年度日本語教育能力検定試験Ⅰの問題1は、【他と性質の異なるものの五肢択一】です。

(6)【複合動詞の前項と後項の自他】
1,追う出す(他他)
2,押す開ける(他他)
3,盗む見る(他他)
4,引く当てる(他他)
5,立つ上げる(自他)
よって、正解は5です。


(7)【「で」の用法】
3のみ動作の主体を表しているので、3が正解です。


(8)【「ておく」の用法】
1は人の言動をそのままにしておくという意味。消極的な「ておく」
2,3,4,5は目的があって行う積極的な「ておく」
よって、1が正解です。


(9)【受け身】
受け身には直接受身と間接受身があります。 
違いは、平成23年度 日本語教育能力検定試験Ⅰの解説 問題3のDをご参照ください。
あるいは、ヒューマンアカデミー著『日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド第3版』の93ページをご参照ください。

1,2,3,5は他動詞の直接受身ですが、4は自動詞の間接受身です。
よって、4が正解です。


(10)【「ている」の用法】
「ている」と動詞の4分類については、ヒューマンアカデミー著『日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド第3版』の99ページが参考になります。
1,卒業したという結果の状態を表しています。
2,汚れたという結果の状態を表しています。
3,入ったという結果の状態を表しています。
4,開いたという結果の状態を表しています。
5,勤めるという動作の進行を表しています。
よって、正解は5です。



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平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題7は【初級後半クラスの「私の故郷紹介」をテーマとするスピーチ】です。

問1 結束性一貫性の保持に関する問題です。
3,接続表現はありませんが、語彙的なつながりがあるため(故郷の所在地→その住人→その名所→その観光スポット→その料理→その素材→その素材が日本にはないのでさみしい)、結束性が保持されています。


問2
4,「住む」は継続動詞なので、 一定期間の継続を表す「ている」が必要です。
よって、正解は1です。


問3
1,事前に原稿を用意しても聞き手の存在は意識します。
よって、正解は1です。


問4
4,他の人に相談することで、異なった視点から自分のアイデアを吟味できるでしょう。
よって、正解は4です。


問5
3,他の学習者と自己評価を比較し自分のクラス内での位置を把握させるって、怖い話ですね。 スクールカーストでしょうか。
もちろん、3が正解です。 
 

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