平成25年度日本語教育能力検定試験Ⅰの問題1は、【他と性質の異なるものの五肢択一】です。


(6)【「でしょう」の用法】

「と思う」に言い換えてみます。

1,間違ってはいないと思う○

2,成長すると思う○

3,引き受けてもらえないと思う○

4,気温も上がることと思う○

5,手を洗いなさいって言っていると思う☓

よって、正解は5です。

大辞林によると、「でしょう」には、

推量・疑問などの意を丁寧に表す。

②やわらかな断定を丁寧に表す。

などの意味があります。1から4が①の意で、5が②の意です。



(7)【「のだ」の用法】

1だけ「の」が「のもの」の意を表しています。

2から5はいわゆる「ノダ文」です。詳しくは『増補版 日本語教育能力検定試験 合格するための問題集』317頁をご参照ください。

よって、正解は1です。



(8)【「な」の用法】

3の「な」だけ、禁止の意味があります(気にしてはいけない)。

よって、正解は3です。



(9)【「なんか」の用法】

1,2,3,5の「なんか」は、ぼかしています。

4の「なんか」は、けなしています。

よって、正解は4です。

大辞林によると、「なんか」は、「など」と同じく、

①多くの事柄の中から、主なものを取り上げて「たとえば」の気持ちをこめて例示する。

②ある事物を取りあげて例示する。㋐軽んじて扱う場合。㋑叙述を弱めやわらげる場合。

などの意味があります。

1,2,3,5の「なんか」は②の㋑、

4の「なんか」は②の㋐、

だと思います。



(10)【「の」の働き】

1から4の「の」は連体修飾語をつくる「の」(連体修飾格)です。

5の「の」は主語を表す「の」(主格)です。「が」に置き換えられます。客が到着。

よって、正解は5です。
 


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