日本語教育能力検定試験問題の解説

日本語教師になるには過去問です。大学で日本語教育課程を専攻していない人が日本語教師になるには①日本語教師養成講座420時間コース受講か②日本語教育能力検定試験合格です。独学でも日本語教育能力検定試験に合格できます。日本語教育能力検定試験では似た問題が繰り返し出題されるので日本語教師になるには過去問に慣れることが大事です。本ブログではH23以降の日本語教育能力検定試験を分かりやすく解説しました

カテゴリ:平成25年度日本語教育能力検定試験問題の解説 > 試験Ⅲ

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平成25年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題9は【教師の会話〈フォーカス・オン・フォームを取り入れた指導〉】です。

問5 「得点の平均値を比較」する分析として適当なものを選ぶ問題です。
同じような問題として、平成23年度 日本語教育能力検定試験Ⅲの問題9【シャドーイングと音読の効果を比較するための統計処理】があります。相関係数、t検定、因子分析、回帰分析、クラスター分析などが問われていますので、そちらもご確認ください。

1,相関分析は、2つの変数の関係を数値で表す分析方法です。

2,t検定は、2つのグループにおける得点の平均の差を検定します。

3,カイ二乗検定は、統計における誤差をできるだけ小さくするための検定です。
詳しくは、WELQ【カイ二乗検定とは?】の頁をご参照ください。

4,因子分析は、たくさんのデータを統計的に分析する手法の一つです。詳しくはwikipediaをご参照ください。

以上より、正解は2です。

 

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平成25年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題10は【留学生30万人計画と留学生増加に伴う様々な問題】です。

問1
平成24年度外国人留学生在籍状況調査結果によると、
平成24年5月1日現在の留学生数は、137,756人です。
よって、正解は1です。

近年の数字については、外国人留学生在籍状況調査のウェブサイトをご確認ください。平成26年度から高等教育機関に加え日本語教育機関における留学生も加えているので、数値が急激に上昇しています。留学生30万人計画を達成するためのトリックでしょうか。


問2 
文部科学省の「留学生30万人計画」骨子の策定についてをご参照ください。
正解は3です。


問3 留学生のメンタルヘルスの問題に関する適切な記述を選ぶ問題です。

1,精神的緊張を引き起こす様々な要因を「ストレッサー」といい、飢餓や睡眠不足などの生物学的なものも含まれます。

2,欲求が充足されない状態を「フラストレーション」といい、その反応には、①攻撃的反応②退行反応③逃避反応④抑圧反応⑤固着反応などがあります。忘却は見られません。
詳しくは、gooヘルスケアのフラストレーション耐性の頁をご参照ください。

3,期待していることが妨害されていると関係者が認知する状態を「コンフリクト」といい、個人間のものと集団間のものが見られます。

4,個人と新しい環境との間で調和や均衡が維持されず、緊張やストレスにさらされる状態を「不適応」といい、その症状に身体的なものも含まれます。

以上より、正解は3です。


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平成25年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題10は【留学生30万人計画と留学生増加に伴う様々な問題】です。

問4 異文化環境において高まった不安や緊張を解消するための「合理化」という防衛機制の説明を選ぶ問題です。
合理化とは、正当化のために理屈をつけることです。
よって、3が正解です。


問5 自身では対処できない心理的問題には「周囲からの心理的援助」が必要です。日本語教師が考慮すべきこととして不適当なものを選ぶ問題です。
2,「周囲からの心理的援助」が必要とされているのに、自分は関わらないという姿勢はよろしくありません。
よって、2が正解です。

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平成25年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題11は【言語理解の過程】です。

問1「スキーマ」の一種である「スクリプト」の例として適当なものを選ぶ問題です。 
スクリプトシナリオあるいはシーンともいいます)とは、時間軸に沿った連続する具体的な場面による知識構造(ヒューマンアカデミー著『日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド第3版』63頁)です。 
よって、正解は4です。


問2 推論の一種である「橋渡し推論」の例として不適当なものを選ぶ問題です。
橋渡し推論とは、情報と情報をつなぐ(橋渡しする)推論のことです。情報と情報のギャップ(隙間)を埋めて両者を関係づける働きをします。

4,「マンションの部屋から富士山が見えた(情報1)。きれいだった(情報2)」
情報1と情報2のギャップを埋める推論は、「その日は天気が良かった」などです。「高層階に住んでいる」とは推論できません。
よって、正解は4です。

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平成25年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題11は【言語理解の過程】です。

問3「トップダウン処理」がより必要とされる「スキャニング」の読み方に関する問題です。
スキャニングとは、自分にとって必要な情報のみを拾い出す読み方です。
よって、正解は3です。
なお、スキミングでは、段落ごとのトピックセンテンスのみを読む読み方や全体をざっと読み大意をとる読み方をします。


問4
でました。学習ストラテジーに関する問題。毎年出題されていますので、各用語の意味を正確に理解しておく必要があります。

1,認知ストラテジーは、学習する方法です。
例…認知ストラテジーの意味が分からないのでグーグル先生に訊ねよう。

2,間接ストラテジーは、学習を間接的に支え、習得のための条件を整えます。メタ認知ストラテジー、情意ストラテジー、社会的ストラテジーがあります。

3,メタ認知ストラテジーは、学習を管理する手段です。
例…一週間で一年ずつ過去問を解くぞ!

4,補償ストラテジーは、知識不足を補う手段です。
例…補償ストラテジーという単語の意味はわからないけれど、選択肢1から3が当てはまらないのは分かるので、正解は4の補償ストラテジーだな。

以上より、正解は4です。
 

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