日本語教育能力検定試験問題の解説

日本語教師になるには過去問です。大学で日本語教育課程を専攻していない人が日本語教師になるには①日本語教師養成講座420時間コース受講か②日本語教育能力検定試験合格です。独学でも日本語教育能力検定試験に合格できます。日本語教育能力検定試験では似た問題が繰り返し出題されるので日本語教師になるには過去問に慣れることが大事です。本ブログではH23以降の日本語教育能力検定試験を分かりやすく解説しました

カテゴリ:おすすめの参考書・問題集 > ★★★

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アルクの日本語教育能力検定試験に合格するためのシリーズは、
『基礎知識50』
『記述式問題50』
『異文化理解13』
『聴解問題10』
『世界と日本16』
『社会言語学10』
『語彙12』
『教授法37』
『言語学22』
『日本語の歴史30』
『文法27』
『音声23』
『用語集』
の合計13冊も出ている大シリーズなのですが、その中でも2番目の売上を誇るのが『日本語教育能力検定試験に合格するための文法27』です。
なぜ『文法27』が売れるのか? 
日本語教育能力検定試験では文法関連がもっとも多く出題されるからです。
巷では「文法を制するものは日本語教育能力検定試験を制す」と言われています。
そのため分野ごとの本は買わないという人でもこっそり文法の本は持っていたりするのです。ですが正直に言いますと、文法はつまらない、というか難しい。退屈で難解で読み進めるのが困難で、勉強が嫌になってしまう本もあるのです。その点『文法27』は、
留学生に日本語を教える中で、どのように文法を説明すればよいのかを考え続けました。その答を本書にまとめました。
(藤原雅憲著『日本語教育能力検定試験に合格するための文法27』4頁より)
というように、基本書を読むというよりは、文法入門講座を受講しているような流れになっていますので、比較的取り組みやすい文法書になっています。
また、英語など外国語と日本語を比較しながら文法を説明していますので日本語教師として日本語文法を外国人に教える際には本書の説明をそのまま使えます。日本語教師になってからも役立つのです。

日本語教育能力検定試験対策本としてのオススメ度:★★★

日本語教育能力検定試験に合格するための文法27 
 

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日本語教育能力検定試験対策本としてのオススメ度:★★★ 

日本語教育能力検定試験に合格するための社会言語学10
   

下記に列挙したように試験に出た(出そうな)テーマが広く浅く網羅されていますので、社会言語学関連に不安のある方は一読の価値がある参考書です。
もっとも、最近の「社会」は移り変わりがとても早いので、166頁以降の「ケータイと言語」(携帯電話の絵文字について説明されているが、現在はスマホとLINEである)など、情報が古いかな、という部分もありました。

・ポリティカル・コレクトネス(34頁)
・女のことば・男のことば(35頁)
・新方言とネオ方言(71頁)
・サピア=ウォーフの仮説(78頁)
・高低コンテキスト文化の違い(83頁)
・メタファーとメトミニー(89頁)
・日本人のコミュニケーションの特徴(94頁)
・協調の原理(115頁)
・ポライトネスの原理(117頁)
・やさしい日本語(138頁)
・外来語(152頁)
・言語政策(172頁)
・留学生受け入れ30万人計画(220頁)
・外国人居住者と日本語教育(240頁)
 

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日本語教育能力検定試験対策問題集としてのオススメ度:★★★
 
CD付 増補版 日本語教育能力検定試験 合格するための問題集   
 
アルクは毎年、『日本語教育能力検定試験 合格するための本』を出しています。



この中に掲載されている演習問題を4年分まとめた本が、『合格するための問題集』になります。増補版の発売は、平成27年です。

ところが、驚きの事実です!

収録されているのは、平成21年度から平成24年度までの『日本語教育能力検定試験 合格するための本』の演習問題なのです。
発売は昨年なのに中身はかなり古いんです。データは改訂されていますが、問題や解説はほぼそのままです(平成21年度から平成24年度までの『日本語教育能力検定試験 合格するための本』を実際に見て確認しました)。
だからなのかは分かりませんが、平成23年度以降の本試験とは傾向がやや異なる印象です。本試験は「考えさせる問題」「実践的な問題」が割りと出題されるのに比べて、本問題集は単に知識を問う問題が多いのです。
なので、まずは過去問を数年分解いて本試験の傾向をつかむことをおすすめします。
その後に本問題集に取り掛かれば、重要な問題とそうでない問題が分かりますし、圧巻のボリューム(918問!)と解説が素敵なので、知識を確実にすることができます。
ただし解説で、「〜は試験で頻出」という文言をしばし目にしますが、あくまでこの解説が作られた当時に頻出だったのであって、私が実際に解いた平成23年以降の本試験では全く出てこなかった問題も結構ありましたので真に受けないようお気をつけください。 

最後になりますが、オマケの「耳から覚える必須用語」はありがたいです! 私はiPhoneに入れて出歩くときに聞いています。
 

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日本語教育能力検定試験対策本としてのオススメ度:★★★

追記 2017/1/21
2016年の日本語教育能力検定試験では、下記に記載した異文化を理解するためのシミュレーションゲームが出題されました! 日本語教育能力検定試験Ⅲ問題9問3「異文化シミュレーションゲーム」の名称と組み合わせを選ぶ問題です。私がこの問題で正解にたどり着けたのは参考書『異文化トレーニング』のおかげです! ありがとう異文化トレーニング!
 
異文化トレーニング   

導入部の計算問題で異文化とは何かを手軽に体験できます。それ以外にも魅力的なトレーニングが豊富にあり、楽しく異文化トレーニングできる素晴らしい本です。しかしながら、とても実践的な本ので、試験に直結するか、という観点では評価が下がってしまいます。ボリュームもあるため、時間のあるときに読みたい。 

・螺旋的コミュニケーションと直線的コミュニケーション(84頁)
ジョハリ・ウインドウ(96頁)
アクティブ・リスニングとは、相手の話を十分聞いたあとで、自分が正しく理解したか確かめるため、自分のことばで繰り返し言うこと(115頁)
・非言語コミュニケーション(ノンバーバル・コミュニケーション)の重要性とその種類(125頁)
・日本人の表情は日本人にも理解しにくい(135頁)
ボティーバブル(対人距離)…自分が心地よく感じる相手と距離(138頁)
準言語パラ・ランゲージパラ言語)の詳しい説明(145頁)
D.I.E.法(Description(事実の描写)、Interpretation(解釈)、Evaluation(評価))のトレーニング(249頁)
異文化を理解するためのシミュレーションゲーム(305頁)

シミュレーションゲームの一例↓
バーンガ…数名ずつの小グループに分かれ簡単なトランプゲームを学びトーナメント形式で競う。トーナメント中は言葉禁止なので意思疎通のため非言語コミュニケーションを駆使することになる。
バファバファバファー・バファー)…参加者全員を二つの文化の人間に分け、異文化交流を体験。
エコトノス…3文化の代表者が同じテーブルに着き「意思決定」のための話し合いを行う、という設定。
アルバトロス…架空の国アルバトロスで、性別による待遇の違いを体験することで、性差別に関する先入観や固定観念について考えよう。
 

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