日本語教育能力検定試験問題の解説

日本語教師になるには過去問です。大学で日本語教育課程を専攻していない人が日本語教師になるには①日本語教師養成講座420時間コース受講か②日本語教育能力検定試験合格です。独学でも日本語教育能力検定試験に合格できます。日本語教育能力検定試験では似た問題が繰り返し出題されるので日本語教師になるには過去問に慣れることが大事です。本ブログではH23以降の日本語教育能力検定試験を分かりやすく解説しました

カテゴリ: 平成26年度日本語教育能力検定試験問題の解説

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平成26年度日本語教育能力検定試験Ⅰの問題4は【学習者がグループで話し合う教室活動(ディスカッション・ディベート)】です。

問2
ファシリテーターは、集団活動に参加しない中立的な立場で活動を支援する人です。
1,話し合いのトピックについて説明するのは、ファシリテーターの役割ではありません。
2,立場を振り分け、その立場に合わせて意見を述べるのは、ディベートです。ディスカッションではありません。
3,ディスカッションで展開を予測させたりはしません。
4,学習者が見としている視点を示し、話し合いが進むように支援しています。
よって、正解は4です。


問3
カナルは、伝達能力(コミュニケーション能力)を4つに分けました。
1,文法能力…話や表現を正確に使用できる。
2,社会言語能力…相手との関係を考慮して言い方を変える。
3,方略能力(ストラテジー能力)…適切な語彙が浮かばない場合、別の言葉で言い換えたり、ジェスチャーに頼るなど、コミュニケーションを円滑に行うための能力。
4,談話能力…言語を理解し、構成する。会話の切り出し方、終わらせ方。
以上より、否定的な意見を述べる際、相手との関係を考慮した表現が使えない者は、社会言語能力に課題があるといえるので、正解は2です。


問4
ディベートでは、1つのテーマに対し賛成・反対に分かれて戦います。
1,様々な案が考えられ、二手に分かれられません。
2,テーマが、少子化対策を進めるべきかと、観光客を増やすべきかの2つになっています。
3, 様々な案が考えられ、二手に分かれられません。
4, 増税という1つのテーマに対し、賛成・反対の二手に分かれられます。
よって、正解は4です。


問5 
ディベートでは、自分の主張とは関係なく、立場がどちらかに決まりますので、2が正解です。

 

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平成26年度日本語教育能力検定試験Ⅰの問題5は【教材、シラバス】です。

問1
絵に表すのが難しい抽象的な言葉は、絵カードに向きませんので、正解は3です。


問2
1,聞き取りは全てを理解する必要ありませんし、知らなくても予測できる場合もありますので、未習の語彙・文型を含まないようにする必要はありません。この選択肢は別の問題でも見たと思うのですが、今ちょっと思い出せないので、分かり次第追記します
よって、正解は1です。


問3
ロールプレイで使用するロールカードを作成するときには、現実のコミュニケーションに存在する「情報差(インフォメーション・ギャップ)」「選択権(チョイス)」「反応(フィードバック)」を考慮することが大切です。
よって、正解は4です。


問4
サイレントウェイでは、教師はできるだけ沈黙し、発音を色分けで視覚的に示したサウンド・カラー・チャート、それを指し示すポインター(指示棒)、様々なものに見立て語彙・文型の導入につかうロッド(呼ばれる多色で様々な長さの棒)などを教材・教具として用います。
よって、正解は3です。


問5 先行シラバスと後行シラバスの特徴を選ばせる問題です。
先行シラバス…コース実施前に決定しているので、向かうべき到達点が確認できる、学習過程における現在位置が分かる、などの特徴があります。
後行シラバス…学習者の要望をもとに毎回の授業を展開するので、コース修旅時にシラバス全体が見えてきます。ニーズに応じて変更できる、学習活動の記録としての意味を持つ、などの特徴があります。
よって、正解は2です。
 

 

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平成26年度日本語教育能力検定試験Ⅰの問題6は【文法指導】です。

問1
1,ナチュラル・アプローチ…伝達能力を重視し、学習者が理解できる大量のインプットを与える聴解優先の教授法。
2,TPR(Total Physical Response,全身反応法)…幼児の母語習得過程に倣い、聞いた言葉に身体で反応する教授法。
3,オーラル・メソッド…話し言葉や帰納的理解を重視。ダイレクト・メソッドの不備を応用言語学の理論によって補った。
4,文法訳読法…文法規則の解説や語句の意味を母語で説明。その後、個々の言語データに適用して母語訳する。演繹的指導法。
よって、正解は4です。


問2
初級では網羅的に示さないので、1が正解です。


問3
1,「泳ぎ」は普通形ではありません。
2,「泳ぎ」という動詞も、スキーなどの名詞も入ります。
3,「泳ぎ」は動作の対象ではなく、動作です。
4,Nは存在場所ではなく、移動先です。
よって、2が正解です。


問4 「Vべきだ」の使い方のルールに関する問題です。
1,べきは文語に由来しますが、書き言葉でも話し言葉でも用いられます。
2,根拠に基づいたとしても推量には用いられません。
例…彼は腕が傷だらけだから猫を飼っているべきだ。☓ 彼は腕が傷だらけだから猫を飼っているに違いない。○
3,忠告したり、助言を行ったりするときによく用いられます。
例…お互い猫好きなんだから告白すべきだ。
4,後悔の気持ちを表すときに過去の形で用いられます。
例…卒業式までに告白すべきだった。


問5
意味中心の活動の中で、必要に応じて学習者の注意を文法項目に向けさせる指導といえば、フォーカス・オン・フォームが思い浮かびます。フォーカス・オン・フォームといえば、タスク中心言語教育(TBLT Task Based Language Teaching)です(ヒューマンアカデミー著『日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド第3版』170頁参照)。
よって、正解は1です。

 

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平成26年度日本語教育能力検定試験Ⅰの問題7は【教師の自己成長や教育観】です。

問1
自己研修型とは、自己で研修する。すなわち、自分で自分の授業を分析・研究することです。
よって、1が正解です。


問2 教師の自己成長を促すアクション・リサーチについての不適当な記述を選ぶ問題です。
アクション・リサーチとは、自らの授業の問題点等に対して行動(action)を起こし、それによる学習者の学習状況の変化を観察し、教師自身が指導過程を内省するリサーチのことです。
1,アクション・リサーチは、本人が行いますし、状況密着型なので柔軟性があります。
2,アクション・リサーチは、協働的に実施することもできます。
3,アクション・リサーチは、あらかじめ明示した方法論に沿って行われます。
4,アクション・リサーチは、一般化を目指すものではありません。
よって、正解は4です。


問3
1,ケーススタディは、事例研究。
2,ティーチング・ポートフォリオは、教師が自身の授業を振り返った記録。
3,プロトコル・データは、観察対象者が発話したデータ。
平成23年度 日本語教育能力検定試験Ⅲ 問題5の問3にプロトコル分析が出ています。
4,フィールドノート(野帳)は、野外での記入を想定した縦長で硬い表紙のついたノート。
よっって、2が正解です。


問4
状況的学習論といえば、実践がキーワードです。
よって、4が正解です。



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平成26年度日本語教育能力検定試験Ⅰの問題7は【教師の自己成長や教育観】です。

問5
フレイレは、「対話」「共生」を重視して、預金型学習(知識詰め込み型学習)から課題提起型学習への移行を唱えました。
よって、1が正解です。
なお、
2,ホールランゲージについては、 wikipedia参照
3,ホリスティック教育についても、wikipedia参照

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