2016年の日本語教育能力検定試験Ⅰの感想

3問目でいきなり、【接辞の付加に伴う品詞変化】という手間取りそうな問題が登場したときは、ドキリとしましたが、よく見たら、「〜たち」という明らかに異質な選択肢が紛れていました(同種の問題である平成23年度 日本語教育能力検定試験Ⅰ問題3のCより、易しくなっています)。
他も、解くのに時間がかかる問題は少なく、過去問の知識があればすぐに答えが出せるものが多かったと思います。考えさせる問題・応用問題が減り、基本的知識を問う問題が増えたといいますか。

問題4の問5のように、初めて本試験に出たと思われるものもいくつかありましたが、他の問題がとれていれば大丈夫かと。

一方で、解説に悩む問題が増えたという印象もあります。
全体的には、(過去問の知識があれば)易しい問題が多いけれど、極端に難しい問題も増えたといいますか。
もっとも、今までの解説は、公式解答から逆算して理由を導き出すこともよくありましたから、公式解答がないせいで、難しく感じているだけなのかもしれません。

まとめます。
試験Ⅰは易しくなり、昨年に比べ、平均点は上がるのではないか、というのが現在の印象でございます。

記述問題含めた試験Ⅲまでの解説が終わった後、平成27年以前の問題を見直して、詳細に検討する予定です。

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