日本語教育能力検定試験対策問題集としてのオススメ度:★★★
 
CD付 増補版 日本語教育能力検定試験 合格するための問題集   
 
アルクは毎年、『日本語教育能力検定試験 合格するための本』を出しています。



この中に掲載されている演習問題を4年分まとめた本が、『合格するための問題集』になります。増補版の発売は、平成27年です。

ところが、驚きの事実です!

収録されているのは、平成21年度から平成24年度までの『日本語教育能力検定試験 合格するための本』の演習問題なのです。
発売は昨年なのに中身はかなり古いんです。データは改訂されていますが、問題や解説はほぼそのままです(平成21年度から平成24年度までの『日本語教育能力検定試験 合格するための本』を実際に見て確認しました)。
だからなのかは分かりませんが、平成23年度以降の本試験とは傾向がやや異なる印象です。本試験は「考えさせる問題」「実践的な問題」が割りと出題されるのに比べて、本問題集は単に知識を問う問題が多いのです。
なので、まずは過去問を数年分解いて本試験の傾向をつかむことをおすすめします。
その後に本問題集に取り掛かれば、重要な問題とそうでない問題が分かりますし、圧巻のボリューム(918問!)と解説が素敵なので、知識を確実にすることができます。
ただし解説で、「〜は試験で頻出」という文言をしばし目にしますが、あくまでこの解説が作られた当時に頻出だったのであって、私が実際に解いた平成23年以降の本試験では全く出てこなかった問題も結構ありましたので真に受けないようお気をつけください。 

最後になりますが、オマケの「耳から覚える必須用語」はありがたいです! 私はiPhoneに入れて出歩くときに聞いています。
 

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