日本語教育能力検定試験Ⅲ 記述問題の書き方その2は【問題文の言葉をなるべく使う】です。

答練(記述式問題)の採点をしていると、問題文にヒントとなるキーワードが散りばめられているのに、それを使わずに、わざわざ自分の言葉で書こうとする人がたくさんいます。
オリジナリティをアピールしたいのでしょうか?
よっぽど優秀な方以外は失敗しますので、やめてください。
せっかく問題文があるんですから最大限利用しましょう。

平成27年度日本語教育能力検定試験の記述問題も、問題文が9行もあるので、「これはありがたい」と思って問題文の言葉をできるだけ流用してください。問題文の言葉を可能な限り使うことで、問いに応える姿勢を採点者にアピールできます

【問題文の言葉をなるべく使う】という視点で、平成27年度記述式問題の解答の続きを書きます。
まず、書き出しは、
『私は今後もこのクラスでの活動にディベートを取り入れたい。』
でした。
この一文も問題文の言葉をしっかり使っていますね。

冒頭で簡潔に答え(自分の考え)を書いたら、次は簡潔に理由を書きます。
問題文に使える言葉はないかと探すと、ディベートを取り入れた目的として「論理的思考能力を高める」というキーワードがありました。このキーワードは、サブの問いにもなっていますので、【問いに応える】という意味でも、必ず使わなければならない言葉です。必ず使わなけばならない言葉はなるべく早く使ったほうがいいです。後にとっておくと、忘れたり、時間が足りなくなったりしますから。
最も大事なメインの問いに一文目で応え、次に大事なサブの問いに二文目で応えます。
合わせると以下の答えになります。





『私は今後もこのクラスでの活動にディベートを取り入れたい。論理的思考能力を高めるにはディベートが必要だと考えるからだ。』

太字部分がそれぞれ、
メインの問い『あなたはこの申し入れを受け、今後このクラスでの活動をどのように進めていきますか』
サブの問い『「 論理的思考能力を高める」ためには何が必要かについて、あなた自身の考えも明示してください」
という問題文の言葉を使っています。

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