平成26年度日本語教育能力検定試験Ⅲの問題12は【文化による会話スタイルの違い】です。

問3
1,明確化要求は、試験Ⅰの問題8に出てきた意味交渉の一つで、相手の発言が不明確なときに明確にするよう要求すること(聞き返しの一種)です。
2,割り込みは、現話者の発話の途中で聞き手が発話することです。
3,ターンの保持は、話す順番を譲らないことです。
4,オーバーラップは、話し手と同時に発話することです。
研究社日本語教育事典の142頁に『聞き手行動』という項目があります。それによると、
聞き手行動には、
①相づち
②聞き返し
③オーバーラップ
④割り込み
⑤フィードバック
などがあります。

以上より、ターンの保持は話し手の行動なので、正解は3です。


問4
リペア(修復)とは、発話の途中で、すでに述べた発言を修復する行動(研究社日本語教育事典の157頁より)。
1は、すでに述べた発言「先週見ます」を、「先週見ました」に修復していますので、リペアです。
よって、1が正解です。


問5
1,聞き手の役割に徹していたら、「何も話すことがないのか」「話に参加しないってことは興味がないってことなのか」などと思われて「不利な評価を受ける」可能性があるでしょう。また、1のようなパターン・プラクティスでは、実際の会話で応用するのは難しいでしょう。
よって、1が正解です。
 
 

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