平成23年度日本語教育能力検定試験Ⅰ問題13の問3では、「混交」の例として「ネオ方言」が出題されていますが、同じようなキーワードに新方言があります。紛らわしいので要注意です。

アルクの日本語教育能力検定試験に合格するための用語集58頁59頁
に両者の定義があります。

新方言…新しい方言の使われ方。若い人が今まで標準語になかった語彙を方言から取り入れて使う現象。井上史雄による命名。
例…「違っていて」を「違くて」と言う。

ネオ方言…標準語と方言の接触により、その混交形式として生まれた中間的なスタイル。テレビ放送によって標準語と方言のバイリンガルが増え、学校などでダイグロシア(二言語併用社会)の状況を呈している。提唱者の真田信治によると、「ネオ方言」はスピーチスタイルである点が、「新方言」とは異なるという。
例…「行かへなんだ」(方言)+「行かなかった」(標準語)→「行かへんかった」(ネオ方言)


アルクの『日本語教育能力検定試験に合格するための社会言語学10』121頁や『CD付 増補版 日本語教育能力検定試験 合格するための問題集』20頁問3に、ネオ方言と新方言を見分ける問題があります。







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