平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅰの問題3Bは【語構成】です。


複数の成文からできている語を合成語といいます。合成語は、複合語・畳語・派生語に分けられます。
畳語とは「人々」「国々」のように同じ語を連ねた合成語です。
よって、正解は2です。


⑺ 本問は、特殊な意味に変化している複合語を選ぶ問題ですが、平成23年度日本語教育能力検定試験Ⅰ 問題1の⑾では、【複合要素の統語的関係】が出題されていますので、ご確認ください。

1,魚釣りとは、魚を釣ることです。
2,値上げとは、値を上げることです。
3,箸置きとは、箸を置くことではありません。箸置きとは箸を置くための小物です。メトミニー換喩:あるものを隣接関係にある他のもので示すこと)が起きて、意味が変化しています。
4,人助けとは、人を助けることです。
よって、正解は3です。


⑻ 接尾辞」による動詞化です。
1,メモの動詞化
2,デコレーションの動詞化
3,ハーモニーの動詞化
4,ネグレクトの動詞化
1だけ省略されていないので、1が正解です。


⑼ この選択肢を見たとき、思わずニヤリとしました。 選択肢1で「外来語はほとんど連濁しない」と言ったそばから、選択肢2で「外来語は連濁することもある」と言うなんて。確かに、1も完全否定はしていないのですが、あまりにも苦しい。どちらかが間違いだろうと予測しました。そして本文の最後に、「(連濁のルールについて)例外は若干存在するため、全てを説明できる万能な法則はいまだ見つかっていない」とありますので、選択肢2で「漢語は連濁しない」と言い切っているのは誤りのなのではないか、と推測しました。
よって答えは2、と私は考えましたが、まっとうな解説は以下のとおりです。
 
1,連濁は、漢語や外来語で起こりにくく、和語に起こりやすい
2,完全に日本語化した漢語や外来語は連濁する傾向にある。
漢語の例…和菓子(かし)、角砂糖、株式会社
外来語の例…雨合羽(カッパ)、いろはガルタ 



ライマンの法則とは、 すでに濁音を含む語は連濁が起こらないこと。
1,「とけい」に濁音はありません。
2,「くせ」に濁音はありません。
3,「したく」に濁音はありません。
4,「はしご」には濁音があります。しかし、縄梯子は「なわばしご」と連濁しています。
よって、正解は4です。



並列的な関係で意味的に関連がない場合は連濁しないと言われています(『日本語教育能力検定試験完全攻略ガイド』413頁)。
例…山河(やまかわ)
よって、正解は1です。
 

 

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