平成27年度日本語教育能力検定試験Ⅰの問題3Aは【文法カテゴリー】です。

⑴ 形態素とは意味を持つ最小の単位のことです。分解して数えてみます。
1,使役の助動詞「せる」の「せ」
2,受身の助動詞「られる」の「られ」
3,接続助詞の「て」
4,補助動詞「いる」の過去形「い」
5,過去の助動詞「た」
6,推定の助動詞「らしい」
7,丁寧な断定の助動詞「です」
8,終助詞の「ね」

合計八つです。
しかし、公式の正解は、3(七つ)となっています。
どうしてだろうとインターネットの森を徘徊していたら、
日本語自動品詞分解ツールという素晴らしいサイトを発見しました。
こちらで試してみても、上と同じ八つになりました。
どうして七つなのでしょうか。どなたか教えてください。

追記)
micoさんありがとうございます!
以下、コメントを引用。
「日本語文法では、「手伝わせられていた」の「て」を接続助詞とせず、動詞の活用の一部(テ形)とみなしているようです。①せ ②られて ③い ④た ⑤ らしい ⑥です ⑦ね」
というわけで、7つになるようです。



アスペクト)とは、動作や出来事が、その動作中のどの時点にあるかという文法的概念。詳しくは、を参照。
テンス時制)とは、その動作や出来事が、発話時点と時間的にどのような関係(過去・現在・未来)にあるかという文法的概念(アルクの『日本語教育能力試験に合格するための用語集』213頁より)。


テンスを表すル形…明日、試験が行われる(未来を表している)
アスペクトを表すル形…今から食べる(未了(動作の開始直前)を表している)
テンスを表すタ形…昨日、試験が行われた(過去を表している)
アスペクトを表すタ形…もう食べた(完了を表している)

よって、正解は2です。

なお、「もう食べた」のように、動作動詞「食べる」のタ形は完了も表すので、選択肢3は誤りです。
また、「愛を感じる」のように、状態動詞「感じる」のル形は、現在も表すので、選択肢4は誤りです。



モダリティとは、話し手の心的態度聞き手への働きかけを表す表現です。ムードともいいます(ムードは述語のカテゴリー、モダリティは文のカテゴリーと分けて考える説もある)。
事に対するものと、他の人に対するものにわけられることがあります。
対事的モダリティ(事柄をどのように見ているか)
例…これが携帯電話らしい
対人的モダリティ(他の人にどう伝えるか)
例…iPhone7を買ってください
対事的モダリティ対人的モダリティはこの順番で接続します。
例…iPhone7は防水かもしれないよ(「かもしれない」が対事的モダリティ、「よ」が対人的モダリティ)

よって、正解は1です。


⑷ パズル問題です。各選択肢の三つの終助詞を並べ替えて、組合せ可能なセットを探します。
正解は、2の「ね」「よ」「わ」です。
「わよね」に組合せ可能(例…浮気しないって言ったわよね!)



1,サ入れ言葉になっています。正しくは、「もう帰らせていただきたいんですけど」
よって、正解は1です。 

スポンサードリンク