平成24年度日本語教育能力検定試験Ⅱの問題6は【学習者の発話の誤り】です。

1番
「届いてませんか」と言うべきを「届いてありませんか」 と言っているので、補助動詞の誤りです。 
よって、正解はbです。

2番
「高校生気づかなかった」 と言うべきを「高校生気づかなかった」と言っているので、対象を表す助詞の誤りです。
よって、正解はcです。

3番
もし行かなかったら、お母さんが怒ります」と言うべきを「もし行かないとき、お母さんが怒ります」と言っているので、従属節の誤りです。
よって、正解はaです。

4番
「今日は日曜日だから学校が休みです」と言うべきを「今日は日曜日から学校が休みです」と言っています。
「から」は接続助詞であり、文と文を接続します(例…台風が来るから学校が休みです)。
名詞を接続するのであれば、助動詞「だ」を加えなければなりません。
よって、正解はdです。
なお、ダイクシスについては、用語検索マンボウを参照。 

5番
 「不足(ふそく」の前に「運動」がつくとき、連濁して「うんどうそく」になります。
しかし学習者は「うんどうふそく」と発話しているので、連濁が起こっていません。
よって、正解はcです。 

6番
「あまがいい」を「あまがいい」と発話しています。
無声音「た」が有声音「だ」になっています。
よって、正解はbです。 

7番
「黒いコート」を「黒いコート」と言っています。黒いはイ形容詞なのに、ナ形容詞と間違っています。
よって、正解はaです。


8番
「失業者を減らすべきです」を「失業者を減るべきです」と言っています。減らすという他動詞を減るという自動詞に間違えています。
よって、正解はcです。 
なお、アスペクトとは、動作や出来事がその動作中のどの時点にあるかという文法的概念。
例えば、
「メモを書くところだ」動作の開始時点
「メモを書いている」動作の継続途中
「メモが書いてある」動作が終わった結果
「メモを書いたばかりだ」動作の完了直後。
「メモを書きかける」動作を開始してすぐの時点
「家が完成しつつある」動作が完了する直前の状態、など。
さまざまな表現によりアスペクトを表すことができる。

アスペクトの説明はアルクの用語集を参考にしました。

 

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