平成24年度日本語教育能力検定試験Ⅰの問題3のEは【場所を表す格助詞】です。

⒄ 「を」の働きに関する穴埋め問題です。
「はしごを上る」の「はしご」は「到達点」ではありません。「着点」でもありません。「期間」でもありません。「経路」です。
よって、正解は3です。


⒅ 「に」と「へ」を比較した穴埋め問題です。
1、「は」などの取り立て助詞の前に来ることができるのは「に」です。
例…東京には行きません(他の場所なら行くことを暗示)。
なお、取り立て助詞とは、文中のある要素について、文には書いてない情報を表す助詞です。
例…私「は」日本人です(日本人ではない人がいることを暗示)。
  彼「も」日本人です(他にも日本人がいることを暗示)。

2、「の」を伴って名詞を修飾することができるのは「へ」のみです。
例…天国への片道切符。

3、物理的な移動を伴わない動詞と組み合わせることができるのは「に」のみです。
例…東京に住んでいます。

4,方向を表す名詞と組み合わせることができるのは「に」と「へ」です。
例…西へ行く、西に港がある。

よって、正解は2です。 


⒆ 主体の存在場所を表す「に」の具体例を探す問題です。
1の「に」が表しているのは「凧の存在場所」ですが、「主体」は子どもたちです。
2の「に」が表しているのは「存在場所」ではなく、「目的地点」です。
3の「に」が表しているのは「存在場所」ではなく、「目的地点」です。
4の「に」が表しているのは、「主体」である弟の「存在場所」です。
よって、正解は4になります。


⒇ 動作や出来事が起こる場所を表す「で」の具体例として不適切なものを探す問題です。
1の「で」は健康診断という「出来事が起きた場所」が病院であることを表しています。
2の「で」は表彰式という「出来事が起きた場所」が警察であることを表しています。
3の「で」は遠足という「出来事が起きた場所」が学校であることを表していません。遠足という出来事が起きた場所は学校以外のどこかでしょう。遠足とは学校の外に行くことですから。ここの「で」が表しているのは「原因・理由」でしょうか。
4の「で」は停電という「出来事が起きた場所」が図書館であることを表しています。
よって、正解は3になります。

なお、格助詞「で」の働きについて詳しいサイトは、
格助詞「で」
に・で、の使い分け!
があります。

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