『ルポ ニッポン絕望工場』を読み日本語学校の実態を知ったおかげで、俄然やる気が出てきた。
私はどちらかと言うとMなので、ヤバイ現場には近寄りたくなる性癖がある。
いくつかの日本語学校に履歴書を送り返事を待っていたのだけれど平成28年度日本語教育能力検定試験合格という資格だけでは日本語教師になれないかもしれないという不安に襲われた勢いで東京の某日本語学校が開催している日本語教育実習コース(日本語教師養成実践セミナー)に申し込んだ。実際に日本語を教える方法を身につけるのだ。
日本語教育実習コースは1月下旬開始なので、まだ時間がある。日本語教師実習の心構えに日本語を教えるコツを自習しよう。
そう考えた私は近くの図書館に行き、『教える技術』で蔵書検索した。
マンガでよくわかる 教える技術
私はどちらかと言うと怠け者なので、文章びっちりの本よりもマンガを手に取ってしまう性癖がある。
『マンガでよくわかる 教える技術』(以下、『教える技術』という)を借りて読んでみると、教師の教える技術ではなく、上司が部下に教える技術に関する本であった。
なんてこった。
日本語教師関係ねえ。
でもマンガだから読んでみた。以下は気になった点のメモ
・「教える」とは、相手から"望ましい行動"を引き出す行為である(教える技術47頁)
・一度にたくさんのことを教えない(教える技術98頁)
・外国人へ教える際のポイントは、具体的な「行動」に基づいた指示を出すこと。日本で働く外国人からよく聞くのは「日本人は表現があいまいで、私に何をしてほしいのかわからないことが多い」という声。その解決策は"具体的な行動"に焦点をあてた指示を出すこと(教える技術101頁)
・「行動」の直後に「望ましい結果」、すなわち"ごほうび"を与えるというのが、行動科学マネジメントの考え方。「上司から認められること」「上司からほめられること」がビジネスマンにとっての最高のごほうび(教える技術128頁)。部下の"望ましい行動"に「ほめる」というごほうびを与えて、その行動を繰り返すようサポートする(教える技術130頁)
・叱るときは「行動」を叱ること。その人の人格や性格を叱ってはいけない(教える技術131頁)
次回は、日本語を教える方法が書いてある本を選びたい。